やはらかな日々

ある研究者のブログです。

2017年5月30日(火)

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 先週金曜、出勤前にミュシャ展を鑑賞。アールヌーヴォー時代しか知らなかったので、スラブ叙事詩は衝撃だった。スラブの歴史を連作の大作として描いた理由は何だろう?後にミュシャナチスに尋問され、すぐに亡くなっている。今、見るべき展示だと思った。月曜で終了したが、また日本に来てほしい。いつかプラハに観に行きたい。

 

土日は勤務校で学会があった。学会シーズンは覚悟しているが、休みがないのは大変つらい。でも、頑張らねば!とモチベーションが上がった。

 

学会では久しぶりに先輩にお会いしたり、金輪際会いたくない人と顔を合わせたりしたが、院生時代の人間関係の歪みは、何年経とうが消えないものだ。人間性を否定され続けて壊れてしまった人を沢山見てきたが、壊した方は普通に生きてるわけだから、理不尽なものだ。悔しいが、壊れれば負けだ。でも、そんな悲劇は自分達の時代で終わることを願う。学生時代を思えば楽しかったこともあったし、お師匠様に恩義はある。しかし、恨み骨髄の相手もいた。たぶん、向こうもそうだろう。潰そうとしても潰れず、お仲間もろとも反撃されたわけだから。

自分の場合、その黒い記憶の塊はまだまだ消えない。忘れるつもりもない。

 

今の同僚に話すと「信じられない」と反応されるが、あんな世界は、一度無くなればいいとすら思う。

 

学会に行くと、そのトラウマにも触れる時がある。何人もの優秀な人材がいなくなった。自分はその人達のためにも頑張らねばならないと思っている。書かねば負けだ。研究しなければ、終わりだ。

 

今日は久しぶりの休みであるが、娘たちの服を買いに行ったり、郵便局に払い込みに行くなどしていたら、疲れてしまった。

 

久しぶりに上の娘を幼稚園に迎えに行き、帰宅後は娘がアマゾンプライムの映画を鑑賞しているのを眺めつつ、少しだらだらする。漢方でも飲んで、自律神経を休めよう。

最近、水筒に入れた水にスライスしたレモンを入れて持ち歩いている。

今週が始まったばかりなんて、信じられない。しかし、週末は研究会で関西方面に行かねばならない。もちろん日帰りである。

 

原稿も終わらないし、困ったものだ……。