2018年9月19日(水)
今週の金曜から早速授業が始まってしまう。
後期は色々仕事が入ってくるから、今からげんなりしている。
しかし!!
学会で発表して、査読に投稿する目標を取り下げるわけにはいかないのだ。
就職がゴールではなく、始まりなのだ。頑張って勉強して、新見を提示していくことが基本中の基本であって、それが研究者の矜持なのだと思う。
さて、これは夫の話。夫は全く別の分野の研究者である。
知り合いが査読論文で夫の論考を注に載せたところ、査読者の某大先生に夫の名を削除せよと言ってきたそうな。
でも、論旨に関わるから注に入れたので、査読者のコメントに従う事は出来ないと言い返したら引っ込んだという。
……そんなことあるんだーと驚いた。うちの分野なら全く驚かないが(笑)
大先生に敵視されるなんてある意味すごいが、その大先生は査読者としてふさわしいのかねえ。
結局、他の分野の先生も数人入って審査して、夫の論文を注に入れるのは妥当だと判断されたそうなのだけど、根拠なしに削れとか、よくコメントできるわよね。
夫はいろんな人からその話を聞いていたようで、静かに怒っていたけど、そういうアカデミックの中で起こるどうしようもない揉め事?を公正にジャッジしてくれる場所はないもんですかね。文科省なんかに介入させないなら、自分達でどうにかするしかないのだけど、学会の自浄作用はどこまで期待できるのかしら。
自分も色々嫌な目に遭うこと多数だったし、それを野放しにしている組織が信じられないけれど、下手をすれば裁判するだのなんだのと騒ぐ困った人に勧告できるシステムが大学ならばいざ知らず、学会には無い。
そろそろハラスメント窓口を作ってもいい時代よね。そんなに偉くないけどさ!!